今日のマリナーズ対インディアンズ戦、8回のタクティカルスティール(つまり戦術的に本塁を陥れるため似わざと1塁ランナーが飛び出すこと)でまんまと点を入れられてしまいましたが、3塁ランナーが飛び出したときに城島の方から”four!”という叫び声は聞こえなかった。(高校野球と一緒で向こうでは一塁、二塁、三塁、本塁をワン、ツー、スリー、フォーで数えるようだ。ちなみに日本語で一つ、二つ、三つ、四つらしいです。わかりやすいよね。)
記録上は彼のエラーにならないが、事実上彼のエラーだ。
今ウェブの記事を見たらそのことが全く触れられていなかった。が、こういう細かいところが城島が正捕手から外された最大の原因の一つと考えて間違いないだろう。
どうしてだろうね。日本では激しく叫んでいたイメージがある彼なのだけれど。
何かに萎縮しているのか、言葉が出てこなかったのだろう。悪いが、日本語で「四つ!」と彼が叫んでもあのとき一塁手は反応が出来たと思う。
結局9回に点は取れなかったのだから、この1点が完全に勝負を分けたとは言えないが、やはり押さえる場面で一打同点と一打逆転では精神的重圧のレベルが違う。
このままだと城島は日本に帰ってくることになるのかな…
何かを失っている、と言う印象は否めない。
向こうの監督はこういう失敗を言葉では責めない。彼がそのなかで修正できるのかは、正直今までを見ているとよく分からない。
この敗戦の形は今シーズンの終わりをほとんど意味していると感じた。8月の末から9月にかけて、ぎりぎりのところで崖っぷちを掴んでいるマリナーズとしては、してはいけない形の敗戦だったと思います。
勝てる試合は勝たないといけない。
同じ事は今季の広島にも通じるが、マリナーズはゲームになっているからねえ…
それだけでも、うらやましいよ。