今度はナイトクラブで500ユーロのところ7000ユーロ請求されたそうだ。
以前からイタリアでカードを使うことの危険性は指摘されていましたが、やはりこれらの問題に対処するに当たっては現金、と言うのが一番簡単かも知れない。
もっともあの国で1000ユーロのお金をいつも携帯する勇気は僕には無い。
いや、そもそもイタリアのナイトクラブなんか死んでも行かないし。(元々住んでいた人間からして、イタリアのあの手の場所は本当に行くに値しないと思う。もっとも僕は日本の六本木にも同じ事を考えているので、そう言う夜歩きが好きな人には参考にならないと思う。)
イタリアの観光地としての質は年々落ちているのが事実なのであり、素朴で純朴なイタリア人を求めて日本人がイタリアの地の果てまで出かけていったためか、すべての地域がそうというわけではないが、大都市に関しては本当に観光の質が落ちたと思う。
もっとも、美術館とか音楽とかを見に行っている限りこうした被害には遭わないのが普通。
そう言う意味では僕個人としてはこないだのローマの中心地でのレストランのぼったくりの方がショックだった。
あんなメジャーな場所のレストランがぼったくりをするのでは、日本語のメニューを置いている店を勧めることが今後不可能になってくる。
この調子だと年内には日本人のイタリアへの観光客は激減するだろう。
蜜月は終わった。
長くあの国に住んだ自分としては残念としか言いようがないが、それを認めないわけにはいかない。
それでも彼らの国にかつて居た天才達の作品における価値が変わるわけでもない。
ただ、気軽に人に勧める観光地としては、もはやあの国を挙げることは僕には出来ないです。
それにしても、この手の報道がある国ってイタリアだけじゃない?
情けないったらありゃしないね、ホント。