なぜこれほど便利なものが使っている人しか知らないかと言うと。
そりゃね、こんなものを世の中の人が全員使うようになったらありとあらゆる洗剤の会社が全部つぶれるんですよ。洗濯洗剤、キッチン洗剤、トイレ用洗剤。
そしてありとあらゆる入浴剤、臭い取り。
うまく使えるなら、掃除、洗濯、炊事のほとんどすべての場面で使えるようになる。
大正から昭和初期にかけての母親達が演出した「輝くような家々」は、この魔法の粉によって成立していたのだ。
僕ら昭和50年以降の人間にとって、高橋留美子の描くらんまのお母さんが「何でこんなに貧乏なのに家をきれいに保てるの?」と言う疑問はギャグでしかなかったのが、きわめて現実味を帯びてくる。
とりあえず、家のやかんや中華なべやグラスが、買ったときのことを思い出させるぐらいきれいになります。これからはガラス屋クリスタルで出来た製品を自信持って買えるぜ。