いつも不思議だと思う。
たとえば独り言で「あいつはこうだからだめだ」と口にすると、その欠点は実はたいていの場合僕自身が持っている。
なぜなのか。
・・・勘違いしないでくださいね?自然に口に出たとき限定です。人に聞かれたときに答える場合は他人という鏡があるので思ったことそのままはまず口にしません。何よりも「そりゃあんたでしょ!」と突っ込まれる恐怖がある。
・・・10若かった自分は傍若無人に「何であいつはああなんだ」と一日に3回は言っていたような記憶も無くは無いですが。思い出すと微笑ましい。それはそれでかわいい奴だ。自分で言うときしょいですね。
いずれにせよ、他人の欠点は自分と重なっているときによく見える、というのは本当に不思議な現象なのです。
同属嫌悪か。たぶんそれだね。例の「馬鹿といったらお前が馬鹿」ルールはこういう条件においてあながちハズレともいえない。