帰ってネット見たら勝っていた。そして勝っても結局文句言われている。
そもそもあの階級でKOを見たい、という考え方が間違っていると言うことは、一般の人には分からない話であることがすべての不幸の始まりだとも思う。華々しい世界に生きるには、体が小さすぎるのだ。それは、運動選手としての素質云々の話からはかけ離れている。
今回は綺麗なアウトボクシングに徹したようで、つまりはこうした戦い方なら相当強いがお客さんは納得させることが出来ない、という理不尽な状況が判明してしまったわけです。
ボクシングも55キロ以下の階級を無くすぐらいの勢いで行かないとこれから興行が成り立たないのかもしれない。そもそも今の階級が細かすぎかつ下の階級が軽すぎる。一人の人間が五階級制覇できるということ自体がおかしい。柔道ではそんなことは起こらない。
派手なKO劇が見たいのなら、やっぱりウェルター級以上。亀田選手にそんなものを求めること自体間違っている。
ともかくも、自分を証明したこと自体は偉かったと思う。ただ、世間はそれほど甘くないようだ。言葉遣いを直して出直して来るしかないのだと思います。