ぼくらはそもそもこの方法に今更疑問も挟まない。これが一番経済効率の良いマーケットのひとつの雛形であり、一定レベルのサービスを保つのには欠かせない概念であることも知っている。
しかし。
首を挿げ替えればよいこのシステムの落とし穴は、それゆえにとんでもない店長が就任する可能性があることだったんですね、ペッパーランチ。
これは考えなかったね。もし店長として雇われている人間が守られている人間ならば不祥事を起こしても本人には大して傷にならない、という事実がこのような暴走を招いたのかね。
うん、まあ、深夜近くに女の子がレストランで一人で食事をすること自体が健全とは言えないのだけれど。その状況を作っている社会と、それを何とか支えていく社会という前提があるから回っていたものもあるわけでして。
うーん、しかしこうした事態ではペッパーランチというレストランのステーキがどんな味なのか興味が湧いてきた。広島には無いのかペッパーランチ・・・お、近いね。西区大宮。でもこれで行ってやっていなかったらそれはそれでいやだな・・・
どうにもぼくにはこの事件が何かの終わりの始まりを告げているような気がしてならない。
東証マザーズ上場企業がこのような事件を起こすこの国は、大きなターニングポイントを迎えているのかもしれないですね。
事件自体は下手な探偵モノのマンガのストーリーみたいで、ホント陳腐で。涙が出そうになります。堕ちるところまで堕ちたか、という感じです。
個人としては、このような店長を出すような企業理念が偏っている企業は排斥されるべきと思う。チェーン店だからといって拝金主義だけでやっていける時代では、もはやないのでしょうね。
人間教育。
親がやっていないのだから、会社が尻を叩くしかないじゃない?善意におんぶに抱っこの時代は、とっくに終わりを告げている。きっとこれが、誰にでも分かるサインになったのではないでしょうか。
どうもね。事勿れ主義の盲点は、そもそも人間そのものを舐めていることにあると思うのです。ヤマイは見えないところだけでなく、もはや見えるところまで、侵食している。