確かに足し算するときに間違えるだろうなあ、という数え方するけどね。あの国に生まれて算数に興味を持て、というのは無理な話だと思います。72+95なんて計算が口頭だと60+12+4*20+15となってしまうのは、やっぱりいただけないと思いませんか?喋りなれている人は一瞬でアラビア数字に並び替えて計算するそうだ。
なになに?「フランス語は数を勘定できず国際語として失格」・・・ふむ。本当にこのまま言ったのならあまり気持ちの良い言い方ではないですね。
つーか国際語ってなんだ?とりあえず世界で一番意思の疎通が出来る言葉は・・・僕の経験ではやっぱり英語ですね。スペイン語も中国語も喋っている人数は多い。しかし土壇場での意思の疎通が最も図れる言語はどう考えても英語です。
国際語が何かを誰が決める、というのも妙な話だと思う。自然にそのときに一番喋っている言葉を皆選択しているに過ぎない。
フランス人の「国際語はフランス語であるべき」という喋り方は確かに鼻持ちならないときがあり、恐らく石原さんのこの発言も、そうした場面で出た言葉ではないか。一回言ったことが100回でもテレビで繰り返されるのが今の時代。それが馬鹿げていることは認知すべきだ。訴えるのもいかがなものかと思う。
所詮フランス語も、日本語と同じく一言語に過ぎない。言葉はあくまで道具であり、そこに韻律が生まれるのは詩人の仕事があるからだ。
日本語は他の国で遥かに酷いことを言われていることを決して忘れてはならない。もしこのフランス語の先生が僕ら日本人が海外で日本語について人から受ける侮辱を知らないとすれば、自分の国に帰るべきですね。
ぼくもイタリアで自分に言われたことを忘れたわけではない。でも、そんなことで訴えるほど、心は狭くありませんよ?
フランス人は未だにこの点においてプライドが高すぎる。こればかりは直さないといけないことだと思います。