あー・・・これはチベットがらみだな。北朝鮮は基本的に中国の支援なしには成立しないし、最近北朝鮮が核の問題でもいろいろ元気なのがもともと鼻についていたところ、中国の人道的問題が重なり「そういえばあれはどうなのよ!」と蒸し返す言論が一気に噴き出た、と。
もっとも日本の拉致被害家族が地道に活動を続けていなかったら今突然こうした発言が飛び出してびっくり、ということもなかったでしょうね。
フランス人だって1978年からフランス人3人があの国で拉致されたままであることぐらいは年配の方たちなら結構誰でも知っている。
問題は世論レベルで再び火をつける導火線が必要だったのだが、思わぬところから飛び火、と言ったところか。導火線なしでいきなり本体が爆発してしまったようです。
フランス人が人権問題に絡むと、本当に長いからねえ・・・オリンピックが始まるまで、間違いなく噛みつき続けることだろう。そしておそらく、そこで終ることはない。
はたして日本の拉致被害家族の人たちがこの機会を生かし切れるか。この4か月、おそらく何か具体的なものが彼らに帰ってくるラストチャンスではないだろうか。
オリンピックは出るべきだと思うが、これが交渉のカードに使えるのなら、政府は使うべきではないのか。おそらく水面下では協議と折衝が行われている。
表面上は何も動かないかも知れないけどね。
ヨーロッパの外交スタイルは基本オープンなので、この辺非常にもどかしく見えます。中国―北朝鮮相手の交渉はいつもそうだから、いまさら言っても仕方がないことなのですが。