ガソリン、大豆、トウモロコシの値段に感じますね。
実際問題、需要と供給の問題がここ2,3年で突然顕在化したわけはないので。OPEC全体の意志と受け取らないといけないところまで行きそうです。
日本では、リッター200円ぐらいになるのかなあ・・・
最近の物価の上がり方はすごい。産業が成長していないのに物価が上がるという現象は、日本は戦後体験していない。どのような事態になるのかが、全く想像がつかないですね。
もっとも、アメリカの90年代前半は相変わらずテストケースとして生きているので・・・あの状態になるのか。それは、恐ろしい…あのときアメリカでは小売店が完全に崩壊して、中小企業が軒並み倒産したよなあ・・・日本にディスカウントショップが押し寄せてきたのも同じ時期で、あれも考えてみると時代を先取りしすぎた感がある。今やれば別な形で当たらせる方法もあると思うのだが。
資本主義経済における波は似ている、という話は高校時代にさんざん聞かされてきたが、こうも15年前のアメリカと日本がダブっているのを見ると、そろそろアメリカを本格的にもう一回見てこないといけないのかもしれない。つまり、中の人間がどう波を乗り切るか、具体的な例がそこらじゅうに転がっているわけですからね。
もっとも、日本が今のアメリカのようなポジションを15年後に取れるかと考えるとはなはだ疑問なのですが・・・今のアメリカは完全に力技だものなあ・・・
いずれにせよ、この国だけにいるとこの国の問題点が全く見えなくなるのは、やっぱり新聞が外からの視点を持ちえていないからなんでしょうね。その点、イタリアと酷似する。
小麦もトウモロコシも、信じられない値段の上がり方だ。しかし、予想できた方針転換であり、日本はこれに対応しきれるのだろうか。
実質自給率が20パーセントそこそこのこの国は、こうした値段の上昇をもろに食らうので、心配の種は尽きない。
遺伝子組み換えがどうとか言っている場合ではないところに、すでに来ているのか。
今こそ、日本で大豆を作るべきだと思うのですが、どうなんですか、ねえ?