この数字は日本人に潔癖症の人が多いことをよく表している。
だって、みんな正月になったら神社に行くでしょ?お賽銭投げて願い事するじゃない?あれはいったい誰に向かって祈っているのだろう。
本当に宗教を信じない人はそもそもそういう行動を拒否する。つまり、受け入れることができないから自分には宗教がないというのです。
ヨーロッパ人に聞くと、こうした人たちだけが「自分は宗教を信じない」と答えるので、全体の10パーセントにも満たないことになる。
日本人にも「あなたは神社でおさい銭を投げ入れることができますか?」という質問を前において、そのあとに「あなたは神さまはいると思いますか」、さらに「あなたには宗教心はあると思いますか?」と質問すれば、7割は「ハイ」と答える。そんなもんだ。
アンケートなど所詮は誘導次第。
日本人は戦時中の「宗教」がらみの心の傷が全く癒されていないので、宗教に関してのダイレクトな質問をそもそも拒否する傾向がある。
「あなたは神様はいると思いますか」という質問にたいして「ハイ」と答えたなら、そこに宗教はすでにあるんだよね。この方式で言うと、日本人に宗教がない人など、ゼロに近い。そういう意味では日本人は世界中のどの国よりも、宗教心が強い国ということになる。
言葉は魔法のようですね。