口で言うのは簡単ですが、なかなかどうして勝手に相手を敵を思い込んでしまう人はいるものなんですかね。僕もこうして書いていて、昔の自分はあたりかまわず敵を作っていたと思うし、今の自分も知らずに敵を作っていることは多いだろうね、と思う。
合気道の基本精神であるこの「敵を作らない」というのは、実は現代社会でわれわれが共生するために最も必要なことではなかろうかと最近考える。
もちろん、僕がいまさら合気道やりますかと言われたら微妙なのですが。
ただ、習わなくても「気の受渡し」とか「気の交換」というのはあるし、「相手の気を読む」という行為自体は常にやっていることだと思う。違いはそこに手が出るか否か、だろうか。
こう言っちゃなんだが僕は投げ飛ばされる方には自信がある。投げ飛ばす方には全く自信がないが。
敵を作ると自分の中に恐怖心を生む、というのは本当だと思う。
敵などいない、いるとすればそれは敵を作ろうとしている自分の心。
せめてそれぐらいのこと、学校の授業で教えてみれば?と思います。
あ、でも、学校の先生が自分の周りに敵を感じているのなら、これはなかなか子供たちには伝わらないことですねえ・・・
哲学というよりは実学。
こんな風にいろいろ書いているあたり、そろそろ身に言っちゃうかもしれないですね、合気道の道場。
はたして広島にあるのか。
・・・ビルの4階とかに、なるんだろうねえ・・・