なんか、閉鎖病棟が廃墟になったところに主人公が乗り込んで、患者だったゾンビに襲われるという非常に微妙なゲーム「DEMENTIUMー閉鎖病棟」なるゲームが当然の如く日本精神科病院協に抗議されたようです。
ゲームの中の「ゾンビ」に対して使うアイテムが「向精神病薬」とか、ゾンビのステータスが「統合失調症」とか・・・悪いけどさ、ゲームをやっている人間の中の多くに向精神薬を使っている人がいるだろうし、統合失調症(早い話が夜寝られない、朝起きられない人のことを主にさす病名ですが)の人だらけだよね。
閉鎖病棟とは「患者以外にとって閉鎖」なのであり、「患者が閉鎖される場所」ではないのですよ?結果的に出る気力を失う人は沢山いますが。どうしてか知らないけれどどこの病院でも拘束服を使う病棟、というイメージがあるんだよねえ・・・よほど医者がアホでなければいきなりその処置にはならないです。もちろんそういうアホな医者もいますけどね。
IDがないと入ることができない区画。つまりは関係者以外立ち入り禁止区画。病院内の表示を全部そう変えないといけないんですかね?個人的にそれはありだと思いますが。
closed ward
直訳なのがまずいのかもね。でも、isolation ward とは違うんですよ。健常者が入って病気がうつるというわけではないのですから。
これだけ書けばこのゲームが患者の名誉を棄損しているのは、分かるかな?精神病院が牢獄とおなじだったのは戦後しばらくまでのことです。そのころの小説を模写して書いているのかな?それなら分からんでもないが。
ゲーム制作者も、統合失調症になって向精神薬を使うのは明日は我が身と思っていると良いと思います。
ホント、不愉快なゲームだねえ?