例の江田島の事件。件の訓練は必要性を認めがたいそうです。
ま、必要はない、のかな?
自分が一度死んでもおかしくない状況を体験しておくと状況に応じて腹を括れるというのは、そもそも歴史が始まる前から人間が知っていたことであり、本能に根ざす部分で訓練では鍛えることが出来ない、また間違いなく死の危険があるから(だって、目的は「死を自覚させる」ことにあるんですから、死の危険がないと意味がないのです)、カリキュラムに載らないものをあえてやっていた、と言うのが正しいところだったと思います。
体の好いトカゲのしっぽ切りですね。自衛隊なんてこんなもの。
訓練の実態を知らなかったなんて寝ぼけた発言は信じない。そんなことは組織においてありえないから。
実際に海外において活動したときに、人の死を見て発狂しないために「やることに意味のある訓練」だからしていたのでしょ?
この辺、自衛隊でイラクに行った人たちに聞いてみたいものですね。実際、アメリカのイラク帰還兵の3人に1人はPTSDにかかっており、全体の10パーセントが社会復帰できなくなるのはそこに「死の自覚」がないまま人を殺したり友達が殺されるのを見るからだ。
つまり、実戦経験がある人が編み出した訓練だと思います。
カリキュラムにはないでしょうが、それを乗り越えた人たちにとってはかけがえのないものだったのではないか。
ゆえにこの断罪は非常に違和感を覚えます。
こんな指揮官で大丈夫なのか、自衛隊。