これ、マスコミと日本の大臣の関係をよく表していて、もうダメだなあ、と思わせるものがあるね。ちなみにほぼ間違いなく、会見の前に「毎日新聞以外の女性記者陣」が中川さんと昼食会に同席していたようです。マスコミが美味しい食事と引き換えにマスコミの仕事を辞めていたことのほうが、中川さんが泥酔状態であったことよりも問題だね。
後、僕の周りの多くの人が言っていたのだが「なんであの場面で秘書が飲酒を止められなかったのか」ですね。彼の父親のことを含めて彼が甘やかされていたのは分からなくもないが、あそこで飲めばああなることは分かりきっていた・・・
あ、そうか。それも良し、と秘書の人が思ったとは考えられるね。
周りの人間が「もう支えられない」と感じたからこそ起こった事件。支えられないとやっていけないようでは人を引っ張っていくのは難しいよね。
政治家の慢心。
言葉だけかと思っていたが、ハニートラップやらなんやら(官僚がこれらに弱いのは分からなくもないが。勉強だけさせているとそういうことに成るのは想像に難くない)、ピットフォールはそこらじゅうにある現代社会、一寸先は闇と言う意識を持って政治をしない人間はあっという間に転落する。
結局、自己鍛錬の低さは身を滅ぼすことに直結すると言うことか。
民主主義の政治家は、この人に就いて行こう、と思わせることが出来るから前に進める。ビートたけしの言うところの実績、と言う奴は今の政治家はほとんど作れない。すべての政策は官僚が作っているからだ。それは決して悪いとはいえないのだが。
だからこそ、言葉で誤ってはいけないのか。
枝葉にこだわる、とも思うが、ああいう場で根本的な資質が問われるときもあるよね。
何はともあれ、彼がなんと釈明しようと状況から見てあれは「泥酔」だと言うことが確認出来てよかった。
安心して批判できます。
・・・そのこと自体は、何も、良くないんですけど。