???意味が分からない、と思って調べたらどうも、放映権料などを完全に切り離すようだ。
それにしてもこの形、カップ戦はどうするんだろう?いままではA とBのチームだけでやっていたのだが、ひょっとしてイングランドみたいに5部のチームでも参加できるようにするんだろうか?
何せCまで相当レベルが高いのは事実なので(イタリア人は有名ではない選手にすごいのがたくさんいる。逆に言うと良い選手でも有名にならないと上に上がれない、という珍妙なことが起こっている。フォワードならまだしも、ミッドフィルダーやディフェンダーの質が10年であの国のレベルとしては地に落ちたのはこれが理由。さらに言うと黒人の選手が全く上に上がれない。若手の黒人は全部Cに集まっている。あまり日本では知られていないこと。)、イングランド同様、大番狂わせが起こるおもしろい大会になって欲しいものだ。
入れ替えはイングランドもしているので、状況として何がどう変わるかと言えば、つまり上にあがれなければいままでより遙かに貧乏なまま、と言うことになるのかな?ちなみにあの国では2回以上行ったり来たりしている内に軍資金が底を尽き、そのまま質が低い状態になっているチームが少なく見積もっても4つある。その点セリエAはどのチームもそれなりのレベルを保っているので、どのチームが強いか、という問題はこの際あまり重要ではないのでは、と思う。
森本のように何人が分からない風貌になって「俺はイタリア人だぜ!」と言わない限り試合で使ってもらえないようでは、それこそ日本人のイケメン選手達は行かなくなるよなあ・・・
スピード感あふれるパスサッカー。
イングランドも今は人気があるけれど、あと五年もするとあのマッチョな戦い方に皆飽きてくるのではないかと思う。さらに言うとイングランドに人種差別がないなどと発言する人は、あの国に行ったことがない人だ。あの国ほど旅行者に対してあからさまに「旅行者め!」という態度をとる国もない。観光で立国しているつもりが全くないのだから(北のお城の地方を除く。ロンドンなど観光地としては一片の行く価値もない。買い物をして終わりである)それでも別にこちらもかまわないのだけれど。むしろ普通の反応か。(相手の反応が貧しいのは自分の力が無いせいだ、という自覚は当然必要です。限度がありますが)
クリスチャン・ロナウドの衰えとともにあのリーグも衰退していくのは既に見えている。かつてイタリアにおいてロベルト・バッジョが消えたのちあの国のサッカーにファンタジーが無くなったように。
だからイングランドと同じことをしようとしていることからイタリアを批判しようとは思わない。
まあ、本当の問題はディフェンダーの悪質なファウルと、それを見逃す審判達だよね。カンナヴァーロとか、完全に両手を相手の体に回しているじゃない?自国の英雄だからと言ってあれを認めていたことは、(今はレアルマドリーにいるからこの批判に現在として意味はないのかもしれないが)個人的には「終わってるなあ・・・」と思ってみていたから。
つまり、人種差別と言うよりは「ラテン人としてのイタリア人、白人として良きクリスチャンのイタリア人」を極端にひいきするようになったこの10年が(つまり問題は人種差別よりもさらにピンポイントなのだ。イタリア人はスポーツにおいて何のてらいもなく原理主義を口にする。悪いがその思考回路はあまりタリバーンと変わりない。だからこそあの国はタリバーンに突っ込む隙を与えまくっているのだけれど。イスラム教徒がヴァチカンにあれだけ突っ込みを入れる近年は本当に意味が分からない。宗教を口実にけんかをふっかけているだけなのだけれど、黙っておけないことばかりなので本当に大変らしい。)これほどの崩壊をあのリーグにもたらすとは個人的には全く予想していなかったことであり、しかしまあこういう単純な反応こそがサッカーの世界を見ることのおもしろさとも言えるわけで(つまり大衆のマスとしての心理がもろに垣間見えるという点において)、これで良いんだと思います。
自国のリーグならともかく、他国のリーグを純粋にスポーツとして見るのは、本当はとても難しいんだよ。MLBだって僕らはいやな話を全く知らない状態で見ているからただかっこいいで終わっているが、アメリカ人はカンセコはじめバッド・ボーイズ達に結構うんざりしている。ワールドシリーズの視聴率が全国で4パーセントを切っているのが良くそれを示しているじゃない?
ごちゃごちゃ書きましたが、早い話がリーグを切り離しても人気は戻らないよ。
それは、間違いない。