・・・うーん。
いいプレイは随所に見られるけど、みんなホントやけっぱち、と言ってもいいくらい捨て身でやっていて、怖かった。
思うんですよ。確かにワールドカップで体を張って止めれば名誉の負傷。しかしね、それで相手を怪我させてもかまわない、と言う態度が見え隠れする両チームのプレイはね・・・
明らかに後ろからボールを蹴ると見せかけて足首を蹴っているシーンなど、本来一発退場のプレーが何個もあった。
この試合がサッカーの歴史に何かを刻むとすれば、サッカーに「止めるためならいかなるプレーも正当化される」というルールが出来つつある事実を、世界中の人々に知らせたことではなかろうか。
もはや、古代ローマの格闘技の血の宴の一歩手前まで来ている。足でも折ってしまえ、と言う勢いだ。ヨーロッパ人はそのことに気が付いていない。そして自分たちのサッカーが正しいと本気で信じている。
少なくとも、もはや子供の見本となるようなプレーは誰もしていない。そのことを彼らはどう受け止めているのだろうか。