高校総体優勝の広島観音を破ったのはフロックではなかったんですね?
しかし、実際どんな試合だったんだろう。サッカーは一人でやるものではないものの、アーセナルのテストに合格するような才能を持ったフォワードがチームにいたら、15年前だったらそのチームの独り勝ちだった。城がいたときの鹿児島実業はそうだった。
先日の天皇杯準決勝、浦和対鹿島も、小野伸二が久々に出ていたが、確かに彼は的確なゴールを経験で決めたが、昔ほど「明らかに一人だけうまい」という印象は無い。つまり、Jリーグ全体のレベルが上がっている。彼が本調子ではない、という言葉は受け入れられない。普通に走っているし少しも痛そうに見せない。単に周りがうまくなっている。
国見の監督は「今の子達は昔ならレギュラーは1、2人」と言っていたが、本当だろうか?単に彼のサッカーが時代遅れになっているのではないか。また、年を取って指導力が落ちているのかもしれない。もっとも、今年から本格的に監督に復帰したそうだから、その結論にはまだ早そうです。
問題はこうした高校生たちがサッカーを続けていく受け皿が無いことなのでしょうね。この問題は実は根深いとも感じる。「この子達は今後サッカーを続けていくのか」これはオシムの「疑問」以外何者でもない。