・・・どうなんだろうね、この際。どっちが正しいかといわれると正直石原都知事の方が正しいような気がする。都市機能としては今のままで動いているわけで、予算をかけなくてはいけないところは他にいくらでもあるという話もある。
なんというかね、昔の風景を見たいんだったら鳥取でも行けばいいじゃないかと思う。国の予算がほとんど行かなかったものだから旧態依然としていたものが、今更のように「懐かしい風景」と言われている。尾道もしかり。
つまり壊さなければタダでそこにあったものを,今更復元しよう、それが都市の景観保護だ、みたいなことを言っている。
もう、バカかと。
多分石原さんの言いたいことはそういうことではないか。
景観保護と言うものは、すべての人が見ている目の前の美しい景色をそのまま残すことをさす。かつてあった風景をそこに復元するのとは意味合いが違うのだ。
地元の人のセンチメンタリズムも分からなくは無いけれど、もはや日本橋の風景、というものはテーマパークに移したって同じなぐらい、過去のものとなっている。言い始めたら広島の中心部の昔の風景などというものは存在しないわけで、それが無いからどうかと言われると、まあ、それでも僕らは生きているとしか言えない。
そんな予算があるんだったら芸術分野にもっとお金を注ぐべきだと思います。
言いたいことはそれだけか。
まあ、みんな自分のことしか考えてないよなあ。むしろぼくか。自分のことしか考えていないのは。
久々に落ちたところで、今日はお終い。