この時期は代表合宿があるのに、テクニックで完全に水をあけられている日本が全体練習の時間が短かったら勝てるはずはない。もちろん相手はUAEなど格下ではあるけれど。(FIFAランキングでは知らないが、選手個々の力だけで話をするのならはっきり言って日本のほうが上)
今回のアジアカップでは相手チームは全体練習を3週間やっているのに日本は直前までリーグ戦をやっている。だから今までの布陣で臨むしかないのにトゥリオが怪我をしている。彼は自分が今の日本代表にとってどれだけ重要かという事をまったく理解していない。まあ、それゆえに浦和では愛されている。
そんな状態でも勝て!と言われてジーコジャパンでは文句も言わずにやってたんだよねえ・・・監督がお人よしだったのか自分のやっている事を理解していなかったのか。
こうした話を監督がするのは良いことですね。なんで前回の日本代表が他の国と比べてまとまりがなかったかが自明の理であったことが分かってくる。
そりゃそうだ。練習してる方が練習していない方より強いに決まっている。これは日本でイベントをやるときと状況が似ている。大抵リハが当日なんだよね。人数が5人以上になってくると必ず間違いが起こる。そりゃそうだ。全員が本番に強い、という状況自体が珍しい。
「忙しい」事を理由に打ち合わせをろくにしないのは近年のこの国の傾向だ。
とにかく、今回のアジアカップをみていると、日本は自分の国の代表のことなんてどうでも良いんだなあということがよく分かって、じゃあプロリーグなんか要らないじゃん?と言いたくなる。だって、代表を強くするためにプロリーグ作ったのにそのリーグが代表に協力しないなんて。挙句選手が逮捕されるような事件を起こす。なくしたほうが良いんじゃないのかJリーグ。
浦和の幹部は知るべきだ。ヨーロッパでの日本の評価が異常に低いのは、いまだ代表がワールドカップで「美しい試合」をやっていないからだ。
ベスト16に残ればどう、という話ではなく「あの試合は良かった!」と言わしめる試合をしない限りはいくら勝ってもお隣の国といっしょで認められないのですよ。人口300万のモンテネグロ代表の方が日本代表よりも評価が高いのは、オシムさんがユーゴスラヴィア代表を率いたときのイメージがすべての人に強烈に焼きついているから。
・・・とは言っても、日韓ワールドカップの韓国代表は今思い出しても良いチームではあった。審判の手助けはあったがそれでもチームとしてはよく練習していた事を思い出す。
練習しようよー。ホント、それだけ。