なんでまとめるかと言うと両方とも親善試合で勝ち負けはあまり重要ではない、ということで。
まあ、普通にやればやっぱり日本はアジア最強ですね。岡田監督に代わってより守備的にはなったものの、もともとリスクをかけて前に出るタイプの選手が多い今の代表(状況が状況なので全員自分の趣味の選手を使えないというところが結果的に良いのだと思う)では上手くバランスが機能しているように見えた。
内田はサンフレ相手に天皇杯で見せつけたとおり、良いセンスだ。
サイドはやっぱり若い方が良い。走る距離が尋常ではないから。もっとも、加地は今後必要な選手。若い選手が入った分、発奮して欲しいですね。
しかし大久保、ここまでは本当に良いなあ。スペインで苦労した甲斐があったのだと思う。小笠原もそろそろ戻ってくれば良いのに。もっとも、MFは激戦区。特に攻撃的なMFは2枚以上は要らない。ひとつは憲剛で埋まっているから、あとひとつを俊輔と争うとなると、最終的には厳しいかもね。
良い時代だ。2年前の代表から中田を外すなんて考えられなかった。今回はコマーシャル的に絶対な選手が全くいない。結局、そういうチームの方が強いのだろう。
ディフェンスの文化は育ちつつあるものの、世界のトップクラスと比べるとまだまだと感じさせる。近代サッカーはディフェンダーから攻撃することを高く意識しないと点が入らない。そういう意味では可能性を感じさせる試合でした。
とりあえず、中沢、期待通りのナイスゴール。
彼のようなセンスのあるディフェンダーがこれからどんどん育っていけば、日本も強くなるでしょうね。ディフェンスが良くなるとフォワードが後ろに戻らないといけない機会が減る分、得点のチャンスが増える。
この当たり前のことが、実は一番難しいんだよね。
タイ戦、期待しています。