えー・・・僕はこれは不当だと思う。
試合の雰囲気を見ると全くプレシーズンマッチのそれではない。
そもそもそこが異常なのだ。彼は恐らくこんな激しい試合になると思わずにピッチにたったのだろう。そして僕はそれは正当なことだと思う。
この試合で勝って得られるのはプライドと幾ばくの賞金。もしそこからプライドを抜いたならサンフレにとってはすでに試合をやることすらマイナスであった。佐藤寿人ももらわなくても良いはずのイエローをもらっている。それは事実なのだから。
・・・まあ、この「プライド」というやつがこの国においていまや最も重要なものになりつつあるのが問題だとは思う。
それでも。
プレシーズンはプレシーズンであり、その試合にこれほどまでの重きを置くこと自体馬鹿げている。広島としては「ま、強いものが常に勝つわけでもないさ」というぐらいのことだった。
大体、鹿島のサポーターがグラウンドに入った件はどうなった?シーズンマイナス5ポイントぐらい当然ではなかろうか。
サッカーはアナーキズムのためにあるのではない。選手の身の安全をもっと真剣に考えて欲しい。鹿島のサポーターがそうでないとしても、その中に危害を加えることだけが目的の人間がいないと誰が断言できるだろう?実際こうしたことで選手生命を失ってしまった人はいるのだから。
日本人にはそんな人間はいないと信じるのも良い。しかし、起こってしまってからでは遅いのだ。
論点がずれている。寝ぼけているとしか言いようがない。
・・・まあ、誰も成敗できない以上、彼にその責任が行ったのは、この国のお国柄なのかもね。イタリアなら訴えた時点で鹿島が悪いことになるが、日本では訴えたもの勝ち。
まるで産婦人科の医療裁判のような裁定でした。
はっきり言うが、誰がジャッジしても、後味の良いものにはならなかったろうよ。
それぐらい、去年の広島が落ちたのは、Jリーグにとってあってはならないことだったのだ。