完全なる誤解。僕は今までインド数学を超暗算方だと思っていました。
眠れない夜になぜかヴェーダサークルやヴェーダ魔方陣で遊んでおりましたが、それにしても恐るべしヴェーダの世界。
インド人は茶目っ気のある人がやたら多いのですが、その理由が分かった気がします。
有名になった速算方は、あくまで実用的とはいえ、その世界観のもっとも端の部分を示していたんですね。
はっきり言って、計算が速く解けるかどうかなどインド数学としてはおまけみたいなものであって、その本質からは遠い。
それにしても音楽に関してはいつも「すぐに答えを求めるな」と言い続けている割に、数字に関してはすぐに答えを求めたがる自分を見つけました。
だから僕は数学が苦手だったんだね。
公式に当てはめて答えを出す。それは数学ではない。
日本の数学を撤廃して、インド式数学を勉強させた方が今後コンピューターの世界で活躍する日本人を増やすことが出来るだろう。
否、このような方法を子供のころから知っているインド人に日本人は太刀打ちできないだろう。
生まれて初めて数学を美しい、と思いました。これほどまでに目に見えるものなんですねえ・・・
ちょっと、打ちのめされています。
従兄弟がNGOでかれこれ10年はあの国で働いているっているのに、何で僕はこんなことも知らないのかね。
自分に残念だ。