マジっすか?
経済勉強していると思われる人間がたいてい肯定しており、「長期で見ると利上げ」という意見も一致している。しかし、長期って、どれぐらい、長期だ?一年後か?3年後か?
どうも、海外から圧力が来ているから仕方なく、という印象が強いのは僕の気のせいか。
日本の場合変えなくてはいけないのはドイツと同じで企業体質であり、世界の時流がどうとかそういう問題以前に本質的な厳密な格付けの作業だと聞いていますが。そもそも企業法人の7割が赤字の状態で国債を償却するのは難しそうですね、とかそんな意見は聞き飽きた。
もちろんアメリカ人のいうことであり(とはいっても日本でも野口悠紀男さんが大きな声でいつも言っているのだが誰も聞かない)実際に努めているほうの感覚としては「自分たちの生活は守ってくださいお願いします」という感じになっているだろうし、みているほうとしては描写する以外にどうしろ、という意見も出てこないのだが。
少なくとも僕は畑違いなので「しろ」とか「しないで」とかは今後なるべく言わないようにはしたい。
ただ、学生と教授でもずいぶん意見が分かれる状況。つまり、どっちに行ってもどうなのよ?という感じが理論的にはあるのだろうね。
本質が変わることは難しい、のか。「企業価値の最大化」という言葉の意味が履き違えられ、「一枚のピザを5つに割るより7つで割ったほうが満腹になる」今の状況では、たしかに海外からの投資も躊躇せざるを得ないのだろうね。
ブルドッグの買収防衛策はやっぱり同じことであり、しかしその売却益はすべてスティール側に渡ったのですが、あれも考えると限りなくアウトに近い防衛策だった。
結局国民の9割9分がライブドアの「何が悪かったのか」を知らない。悪いことをした、不正をした、公正でなかった。これらは確かに事件を形容している言葉だけれど、結局具体的にテクニカルに何がまずかったのか、そしてどうしてあれが氷山の一角、という表現をされたのかが、経済専門の人でないと分からないような書き方を新聞でしていた。
まあ、これは文章書くほうが噛み砕く能力がない、ということにも起因する。
本当はいつもピザの話をすれば「ああ、そうだよね」となるはずなのだけれど、日本ではほかの企業でもピザを分割する数を増やしたらピザ自体が増えてしまう、ということが起こっていたので。
ん?こう書くと日本の株主の概念自体が賭博ゲームの集団、というのもあながち大げさではないというのが自分でも実感できるね?文で書かれたらものを読んだらそこまで言っていいものかを感じたのに。
福田首相の視点はあくまで内側からだ。
内側からの優しい視点で乗り切れるほど、今の時代は穏やかではない、ということなのでしょうか。
それにしても・・・日銀総裁という職に、これほどまでに独立性を感じないのは、やっぱり不思議なことなのです。
FRB議長は、一種の神様だからねえ・・・バーナンキが「しろ」とか言われたらその発言だけでキレると思う。
お国柄の違い、と片付けていいのかは、10年後ぐらいには見えてくるの、かな?
いったん外から見出すと、日本経済がブラックボックスに見えるというのは、分からんでもないなあ、と今更ながらに思います。
ただ、日本人一人当たりのGDPがアイルランドに抜かれている、という話は、実際にアイルランドがどんな感じかを知っている人間としてはショックだ。そんなに仕事がなくなっているのか、と思う。そして彼らは日本人の3分の2の時間ぐらいしか働いていない。
たぶん、国の政策がマクロに行き過ぎていて、国民一人一人の視点までには落ちないのが原因であり、そしてなぜかそれを肯定する人間が巷にあふれている(結果的に締まっているのは自分の首なんですけどねえ・・・)のは、内側から見ると仕方がないようにみえ、しかし外側から見ると「なぜ?」と首をかしげたくなる状況だ。
ルーマニアや中国と比べると人件費が5倍では済まない日本でいまだに製造業が結構生き残っているのは国の政策であり、しかし製造業を守るぐらいだったら農家を守れよ、というのが外に住んできた人間としての意見だと思う。
実際イタリアは製造業は壊滅し、しかし国民はそれが仕方がないことだと受け入れている。でも、農業は決して捨てない。「地産地消」が生き残る道であるということを、彼らの歴史が教えているからだ。
いま中国やオーストラリアやアメリカが「日本に食糧売るの、ちょっと冗談で止めてみます」とか言ったらどうなるのか。
どうもね。短期的にも長期的にも視野はない、という意見が、非常に正しく聞こえる。
今利下げして日本の景気がどうこう、というのは無いような気は、します。
海外からの「圧力」と「意見」が新聞読んでいると区別つかんよね。これはやっぱり文書いている人間の資質だと思います。
人々を惑わしているのは「経済で強い日本」という幻想なのかもしれない。僕はもう、これは捨てることにしました。
日本の経済は、強くない。そこから始めないと、間に合わないと思います。