高橋健の日記 kentype0.exblog.jp

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• 今年は走れる！前田智
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• もうええっちゅうねん
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• 派遣の失職者、１５万８千人
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• すごいね、本木雅弘
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• 愚か者のスパイラル
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• 神戸地裁が県警の逮捕状取り直しを却下
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• イチローがチームリーダーになれないのは
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• お食事会は男性記者お断り
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• 中川さん、例の会見の後にバチカン観光
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• 上原の決め球
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• GMは破産すべき
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• 記者会見で中川さんが泥酔状態を詰問されなかったこと
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• ２島か４島か
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• アドリアーノ、神の手ゴールお咎めなし
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• 15秒ルール、ありえない
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• １００年に一度
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• 政府が円に換わる紙幣を発行とか
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• 大阪の校長の七割、１０校のスーパーエリート校創立反対
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• ネーミングライツ（命名権）、頓挫へ
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札幌の高校生。

周りにべらべらしゃべっていたことを見ると、止めてほしかったんでしょうね。

日本は温泉地で硫黄が簡単に手に入るし、黒色火薬なんて高校の化学の延長線上で出来るものだから、こういうことをする人がいたとしてもそれほど驚きはしません。さらに言うと硫酸があれば何かの偶然で爆発物になっても何ら不思議じゃないんだよなあ・・・

さすがに硫酸は高校生では手に入れにくいでしょうが（どうなんだろ？ニュースとかで誰かがかけられた話とか昔はあったけど）、硫黄や石炭や過酸化水素水は別に怪しまれることなく手に入るよなあ・・・つーかこんな複雑なもので作る方法は僕は当然知りません。僕が知っているのはせいぜい質の悪い爆発力の低いものの簡単な作り方です。

化学の授業で先生が「絶対にこの二つを近づけてはならない」ということで普通に授業していました。

それ以前に普通の家には硫酸はありません。

殺人予備で逮捕されたそうですが、僕はこの子は実際に爆発させようとしたわけではないと思うなあ・・・本当に思っていたならば部屋に材料を置きっぱなしにもしないだろうし完成したものは危険だから置いたままにはしないだろう。自殺衝動が見受けられるような発言も多々あるので「自分が死ぬついでにほかの人が死んでくれるのは構わない」とぼんやりと考えていたのは見受けられる。ただ、罪悪感はそこにはっきりと認められますね。だから、精神鑑定されたら「正常」と言われても、しょうがないかなあとは思います。話はすべて整然としているもの。むしろそのことが異常だとは医者も気がつかなかったのでしょうが。

おそらく彼をお寺に連れて行けば異常であることはすぐに分かったと思います。発言内容は「生まれてきたことの悩み」そのものだから。連れて行くところを間違っているのよ。

精神科の先生が特に人間観察出来るわけではない。だって、精神科って専門職として日本の医師会に認められていないのだもの。内科の先生でも名乗れば今日から精神科。このことを知っている人は近年は増えて来ている・・・のかな？

準備はすべて整っていたわけだから、ちょっとした言葉の行き違いで行動を起こしてしまう可能性があったのは認めざるを得ないですね。つまり、ちょっとした行き違いで大量殺人が起こるような事態がインターネット社会ではきわめてカジュアルに起こりうることを端的に証明した事件なんだと思います。

硫黄の一般家庭への流通はどうにかして防がなくてはいけないのではと、僕は授業で話を聞いて以来ずっと思っています。

温泉に入りたければ温泉地に行けばよい。

入浴剤を売っている人たちの都合もあるだろうけれど、硫黄系のものはむき出しになっていると人の死につながることはこれまでもいろいろさんざん事件があって分かっていることなのにね。

人の自己管理能力に期待しすぎだ。

気分で死にたいと言う人間に多くの人間が巻き込まれる可能性を否定しないのは、それこそ「危機管理能力」の低さに繋がっているんだろうね。村社会が崩壊し近所づきあいどころか家族の中での付き合いすら崩壊している家が少なからずある時代。危機管理も何もあったものじゃない。

その能力の低さは政府だけじゃないってことか。むしろ、政府を形作っているのは国民なのだけど。

情報を流している方だけを批判するのは筋違いだ。問題はその組み合わせを理解していて取り締まろうとしない方にもある。化学は現代社会において研究者だけの独占の知識たりうらない。「知りたい」「情報収集能力がある」人間ならいくらでも組み合わすことが出来るようになっている。高校生ですら「ある程度の知識がないと決して作ることが出来ない方法で」爆弾を作ってしまったのだから。

結局、流通から取り締まるしかないと思う。

・・・なんというか、高校生ぐらいの「妄想力」ってすごいわな。考えてみたら日本の技術革新の歴史は常にこの世代から抜け出してきた人たちの努力の結晶であったわけだから、それが一つ間違えるとこういう事件になると言うのも、むしろ「知らない」我々からすれば「想像力の欠如」ということになるのかね？

その無駄なエネルギーの生かす方向性を見つけることが出来ない社会にも、やっぱり問題あると言えるのかもね？

いずれにせよ、社会が現代のインターネットにおける流通と情報交換の進化について行っていない。

とは言ってもこの爆弾の作り方はおそらくマニュアルを無造作に載せてあるものをただ読んでその通りに作っただけだと思われる。どうしてこうした情報が規制できないかと言うとつまりこうしたサイトが無数にあるからなのだろう。コピーにおける存在の耐えられない軽さ。これが日本のセンサーやレーダーやミサイルの極秘情報が極めて安易に北朝鮮に流れている原因になっているのだから。でなけりゃ開発資金力のないあの国のミサイルが６０００キロの射程範囲など持つものか。誰が誰に渡したのか、それどころか仲介した人間がその情報の中身を知っていたのかすら疑わしい。うん？つまりこうしたコピーをやっている人間もやっぱりプロなのか。

人間の欲望に関するものを「部分的」に規制するのは不可能に近いよね。

・・・話が大きくなりすぎ。

ともかく、巨大な情報がチップ一枚に収まる。この事実が今後どのように地球の未来を左右するかなど、考えたくもないですね。考えないからこういう事件も起こるのですが、考えても止める方法がないようにも思われる。

おそらくプロの人たちは規制の方法をあれこれ寝る間も惜しんで考えている・・・のかな？

僕も暇があったら考えることにします。

自分に合ったリハビリの道具を見つけたようですね。

僕自身、腱が伸びきってから１５年、ずっと歩行に難があったのがMBTを履いてからほとんど負担に感じないようになったわけだから、同じようなものを使っていれば野球選手も完全には治らないとしてもかなり高いレベルまで回復できるだろうとは常々思っています。そもそもMBTだって阪神の赤星選手がリハビリに使ったらしいですから、実際プロの人も使っているわけだ。

両足のバランスさえ取れるようになればバッティングのセンスはもともと超一流だから、去年までの過去５年間の彼とはまったく違ったパフォーマンスが期待されます。彼がカウントされるのとされないのでは、Aクラス化その他大勢かぐらいの違いを生むぐらいの力はまだ消えていないと信じております。

頑張ってほしいですね。もはや昔から見てきた数少ない選手の一人だからこそ（あの年に入団した選手なんてもう本当に少ないもんね・・・むしろいないのか？）、大活躍してほしいと思うのです。

応援させていただきます。

中川昭一さん、バチカンでラオコオン像の台座に座ったって、本当か?一段高いところにあるし、座るような面積も無いと思うのだが・・・他にもいくらでも座れそうなところはあるが、あれは決して座りやすい像ではない。誰か他に有名な政治家がやった悪ふざけなのか・・・

にしても財務相が国民の怒りを買って職を失い家族にも害が及ぶとか、話が出来すぎていてどうにも信じられない。ちなみにラオコオンはトロイに木馬を引き入れたことによりアテネの怒りを買い、目をつぶされた後に子供２人を蛇に食われた人です。

・・・どう考えても出来すぎ。嘘だと思いたい。

本当なら、まるで呪いですね。ぼく嫌いなんだよな、そういう類の話。

・・・まんじゅう怖い。

もはやネタ以外の何者でもないですね。そろそろ飽きてきました、ハイ。

でもまあそれでも失業率は４パーセントちょいなんだけどね。アメリカと違い調査に「家事手伝い」がある分、女性の失業者が潜在的に常に隠されている日本の統計を他の国と比べるのはかなり難しい。

日本での実態は日本に住んでいる人しか実感できない、と言うのが実際のところなんでしょう。

それにしても経営者が「会社を守るために」と公言して労働者を切ったのは今回が初めてではないとは言え、労働者の生活をあっという間に崩壊させるような雇用体系って「後先を考えず身を粉にして単純作業に従事する」人間にとっては死ねと言っているようなものですね。

今時そんな人が、と言うかもしれませんが、実際問題人間が集まれば５人に一人はこの手にタイプの人がいるから会社と言うものは成り立つのであって（学校で班を作ったら必ず一人はやたら張り切る人がいたでしょ?同じ理屈なんです）、ところがこういう人って非常に不器用に出来ていて、今回のような「そういうこともある」と言う状況には非常に弱いんだよね。

結局日本の終身雇用制という奴はこういう「人のために生きることが生きがいな人を生かすスペースを保つため」に存在していたのであって、実はこれが日本の高度成長期を支えていたのだが、残念ながら不況に陥ったときに「ワークシェアリング」と言う高度な次元の概念が日本に持ち込まれなかった（あの時代はそれこそイチローが大嫌いな「根性」が大流行している時代でした。毎日しなくてはいけないことをきちんとこなすことは根性とはまた違った属性の徳なんだな。）ため、日本の終身雇用制はあえなく崩壊することとなる。歴史のお話ですね。

最近の「会社を守るため」と言う論理は村上春樹氏の「卵と壁のお話」にたとえるのならば「会社は壁で労働者は卵、卵に於ける壁の内側か外側かの選別基準は正規に雇われたものか派遣で雇われたものか」なんだよね。

本来そうであってはいけないのだけれど、会社の経営者が「会社を守るため」などと公言するとこの方程式は成立してしまう。

会社と言うものは実は一人一人の労働者の生活と人生に責任を持つものでなくてはならないんだよね。正社員と派遣社員が同一労働であるにもかかわらず違った待遇、違った賃金しかもらえていないのは、結局現在の日本の法律は会社に「選民思想」の選択肢を与えている、と言うことなんだな。

つまり平たく言うと今の法律で言うと「正社員の方が派遣社員より偉い」んです。なぜなら正社員は「選ばれたもの」だから。そしてそれを認めているのは法律なのだ。

まあ、面白いと言えば面白い、と言ったらこれはやっぱり不謹慎なんだろうか。それにしても製造業への派遣を認めている先進国は僕は日本以外ではグレートプリテンぐらいしか知らない。同じ島国で名目上とは言え王制を維持している所まで似ている。やっぱり思考の行き着く先も似るわけがあるのだろう。確かに存在する「実は根拠があやふやな（たとえば大切な友人の立派な息子とか、親族ではなくても気に入ったとか。これらの直観は大事だがすべてではない）選民の癖」は、歴史から見ても治らないとだと思う。

会社の雇用形態に対する不信感は労働の質の低下を招かないのか。それと同時に確かに２０代、３０代に存在する「下流志向」を作り出している現在の国の状況を今現在国を引っ張ってい校と思っている人達はどれほど理解しているだろうか。蹴落としたものを見下せばすむ時代はとうの昔に終わったと言うことを理解して、国をひとつにするヴィジョンをもって活動している政治家はどれほどいるだろうか。

言われずとも、がけ崩れが起これば多くの人はそれに適応して人は暮らすだろう。

ただ、残念なことに今回のがけ崩れで「堅い国、にっぽん」と言う幻想は世界において同じく崩れようとしている。時計の針は逆には戻らない。昔あった美しいものを懐かしむような視線が上の人たちに見えるようでは（正直小泉さんがもう一回出るといってそれで支持する人たちの政治信念って一体何なのかと思う。他にいないから皆群がるしかないだろうが。今回郵政問題を穿り返して自民党が真っ二つになったら確実に自民党は選挙で負けると思う。あくまで私見だが。）これからの方向性が見えないと騒がれても仕方ないのではないか。

北米やオーストラリアだけでなく日本でも、受粉用のミツバチが「同一種類の栄養ばかり取らされる作業に飽きて」自我崩壊して巣を放棄するCCDと言う病気が流行っているらしい。

右から左に物を移す作業ばかりに人を特化させてそこに縛り付けるのが当たり前だと経営している側が思っていたら、いつか人にもミツバチと同じようなことが起こるのではないだろうか。むしろ彼らはそれを恐れないのか。

まあ、ロングスパンではこういうことは危惧していても、それが今興ると思っている偉い人たちっていないものだ。だったら偉い人たちが偉い根拠って一体何かというと、本当はそれは終わって結果を見てから言えることであって誰が本当に偉いかは結果を見ないと分からないね。

長々と書いたけれど、一言で言うのなら（言えるなら一言で言えよと自分に突っ込む。ここまで書いて消すのも癪なので）結局現状をひとつのマニュアルで括るのは無理なので、つまるところ経営者一人一人の手腕が今試されているのだと思います。（くわ！そんなのみんな分かっているよな）

故あって切られたものもあれば、忠臣蔵を起こしても仕方ないような切られかたをしたものもいただろう。それが「法律で認められていた」か否かはこの際実はどうでも良くて、果たしてそれが人としてのモラルに耐えうるものだったかどうかは働いている人たちが見ている。

ここにマスコミの限界もある。いや、だって、これは一般論としても離せないし、一人一人を取り上げると今度は偏向報道になるから。（今時投書も色々うるさいだろう。きっとみんな僕みたいな人たち。ああいやだ。）

聖人君子になれとは言わない。

ただ、間違っても「会社を守るため」、そんな理由で経営者は労働者を切ってはいけないんですよ。

それを分かっている経営者が存外少ない。

それは今回率直に思ったことでした。

驚きはしない。結局法律に守られたことだったから。ただ、その法律自体の根拠は、内部からも一時自己批判が出て、むしろ自己批判をした人が糾弾されたことを見ても、作ったほうでも「これ、人権侵害じゃね?」と思っている人がいたことは、まだ日本にも自浄能力が完全に消え去ったわけではないことに希望を持たせた。

・・・なーんて、結局色々話されているのだろうけど何一つ解決したような気分にさせてくれないことは、結局現状に対する特効薬なんて存在しないと言う事実を僕らに突きつける。

結局本当の意味で「今」否定されようとしているのは「アメリカ型資本主義経済」なんだよね。なんと言っても大統領自身が否定しにかかっているのだから。

これが成功しようと失敗しようと、間違いなく僕らが今生きている時代は歴史のターニングポイントですね。

これが時代のうねりだ。

歴史で見るとワクワクするが、渦中にいるとただただもまれる一小市民。

現実は、厳しい。

あの映画、彼が事実上原案の作品だったんですね。ちなみに元の話は「納棺夫日記」（青木新門著）の自費出版から始まった作品で、現在では文庫が出て２０万部を超えているそうだ。おそらく今日書店に行っても大都市の大手でない限りないだろう。

本木さんがこの作品を読んだのが１６年前。インドに行ったときの体験をこの小説の中の引用を交えて文にしたのが映画に繋がったようだ。

話の内容は本当にあれなので、恐らくその当時の映画配給の会社にいくら掛け合っても鼻で笑われたと思う。ここ５年ぐらい日本の映画は随分風通しがよくなりストーリー重視のものでも映画制作者が一丸となれば何とか撮れるようになったとは言え非常に奇抜な話だ。

NHKでコメントしていた人たちが一様に「日本の文化が認められた」と言う言葉を言っていたが、果たして納棺夫と言う人類最初の職業のひとつを「日本の文化」と言う言葉出そう簡単に括れるものなのかは分からない。

映画の中のワンシーンで遺体のひげをそったり体をきれいにしたり故人の要望にあわせて服を着せるのは、当然ですがそれほど「日本固有」のことではありません。

イタリアでは病院でここまでされた後にまず家に運ばれます。そしてその遺体は教会まで運ばれて葬儀が行なわれた後に墓地に運ばれます。土葬です。なぜ遺体の処理をそこまで病院でやるかというと、日本ではなじみのないことですが、イタリアの病院=教会なのです。だから病院には十字のマークが掲げられています。本当に身寄りがない場合はその遺体はそのままそこで宗教的儀式が施され（神父がやってきて一通りのお祈りを唱えます。あの国の病院ではさほど特別ではない光景です。）そのまま集団墓地に埋葬されます。

そういう意味では日本の病院にこのマークが掲げられているのは非常に興味深いことですね。

話を戻すと。

世界各地で見られるこうした「死体の禊ぎ」の習慣。つまり故人が「向かう場所」への身支度を現世の人間が整えてあげる作業。日本ではそれを「納棺夫」が行なう。

世界各地で見られるからこそ、逆にいろんな国の風習が受け入れられて自分たちの形に変えられていった日本人独特の「センス」が垣間見られ、それを「興味深い」と感じることも多く、それでいて結局のところ人の死がもたらす心の流れは世界共通である（近年の人間の矛盾は生者と死者の間の対話に隠される、と言う考え方はいまや世界中で多くの作家が取り組むテーマですね。若い人たちしか出てこないゾンビの祟りのお話からこうした極度に昇華された静寂な世界まで）ことも確認でき、かつ「静か」であったことが、映画とはなにかと言うことを多くの人たちに考え直させたことなど、複数の要素が絡まっての受賞ではないでしょうか。

とここまで書いておいて、僕自身この映画見ていないんだけど。（えー！自分でもそう思う・・・後で見に行きます。）

ただ、NHKでの「日本の文化が認められた」と言うコメントは「この人ほんとに学者ですか?」と思ってしまったので。

大体あなた、納棺夫が日本の文化だなどと今まで思ったことないだろうに。僕はむしろ納棺夫と言う世界共通の仕事とその周りの日本人、と言う風に捉える。映画を見ていないものの恐らくそれで間違っていないと思う。

送るものと送られるものの間の対話。送られるものが行き着く先。送る側が「きちんとしたい」こと。

結局のところ外国が近年強く日本に求めているのはこの日本の「ニート」さ（そう、ニートってもともと英語では「きちんとしている」と言う意味しかなかったんですよ。英語の辞書を引けば分かる話ですが。最近使われなくなったのは、その言葉を生み出したブレア元首相が辞める年にもっとも「いけていない」人に選ばれて、そうした言葉を使う人たちが「クールではない」とイギリス本国で認定されるようになったからと言うことが大きい。日本でいまだこの言葉を使う人は、そうした流れに着いていっていない人ですね。今イギリスでヘタにその言葉を使うと黒人の有識者貧民層に対する人種差別になるから注意するように。）なんだろうね。

社会全体として「きちんと」しているかは近年ますます疑わしいですが、出会いと別れに「心の整理」をつけることが人生において肝要であると言う文化は、いまだこの国に残っている事と思います。

かつて亡くなることは「入寂」と言ったそうです。

言葉一つとってもこの国の言葉のセンスを感じますね。

大事にしたいものです。

葬儀場でも教会でもお寺でもない、自宅に於ける、生者と死者の対話の時間。

これは間違いなく、日本に於ける死に対する特殊な時間の文化だと思います。

野党が問責決議案を出して予算審議が止まったら、今後のいろんな業務に負担をかけることになる。国民は今熱くなっており予算が止まることの意味を考えている人が非常に少ない。

もしここで予算を止めてしまったら後で民主党は大打撃をこうむることになる。だから問責は出さない方が賢明だ。

それにしてもいわゆる「世間の声」と言う奴に振り回されて、どんどん悪い方向に転がり落ちているね・・・僕らはそれを望んでいるのか？とりあえず乗せられたほうに「そうだそうだ!」と群がると事態はどんどん悪い方向に行くと感じる。かと言ってただ見ていても何も事態は好転しないのだけど。同じアホなら踊るしかないだろう。

踊らされているのは分かる。こちらを踊らそうとしているのは誰か。

それが時代の意志だとしても、今の日本を「一致団結」に向かわせる要因はあまりにも少ない。今の麻生内閣は他に娯楽がありすぎて廃れてしまったデパートの遊園地のようだ。それなりのコンテンツは持っているが誰も見向きもしない。作った人間には大きな理想があったろうに。

分かるけどね、今のゲームがすごいのは。僕自身はやる時間がないし他にやることがあるが、もし今みたいにたくさんのゲームがあって僕が１０歳ぐらいだったら、サルのようにやっていたに違いない。残念ながらぼくは年を取ってしまい、子供だましの「お話」はもはや作る側であったとしても、よほどのことがない限りゲームの中のストーリーぐらいで満足することはない。そんなもの読んでいる暇があったら古典でも読んでいた方がよほど有意義だ。

政治が完全にそのゲームレベルになっている。その状況自体は本当に、唾棄すべきものですね。

とりあえず予算は通そうよ。これ以上無駄遣いを増やしてどうするのか。

新聞はそれぐらいの主張はすべきだと思います。

へえ・・・テクニカルにはそんなことが出来るんだ。

全く詳しい情報がないため何がなんやら、という感じですが、どちらが悪いにせよ胡散臭いことこの上ないですな。

間違っても人種差別では、ないよ?どうも日本では擁護されまくっているイチローですが、彼にアメリカに於けるリーダーシップがないのはもうはっきりしていることだ。しょうがない。チームの勝利を「自分の記録の延長線上」にしか見ていないのだから。

王さんとイチローの一番の違いは、「数字」にこだわりながらもその数字がチームの勝利に直結するものとそうでないものである、と言うことですね。

１番打者は打てなくても四球ででて足で引っ掻き回してくれれば合格点。安打を打たなくても出塁率が３割５分を超えれば十分なんです。

その記事は日本人はリーダーになれないとか勘違いした文章で締めくくっていたが、去年のレイズのリーダーはオバマも認めた岩村だった。なかなか当時をときめく大統領候補に「僕もその髪型にしようかな」とまでは言われないものだ。

アメリカ大統領になる人間が認めたリーダーシップ。

みんな忘れているけど間違いなくこれは偉大な歴史の一ページだね。

単に「日本のマスコミにとってお金になる」人が必ずしもアメリカでリーダーになれるわけではないだけの話です。去年のポストシーズンで一番熱い戦いをしたのは岩村、二番目は黒田。松坂は消化不良な印象だった。悪くはなかったとは思うものの。イチローはそもそも舞台にすら上がれていない。野茂はいつも「夢はワールドシリーズ制覇」と言っていた。

あれが普通の野球人の言葉です。

さっき見た記事にそういった意味不明かつ卑屈、と言うか「岩村忘れてイチローヨイショのあなた何様？」的な言葉が書いてあったので、もう眠くていつもに輪をかけて支離滅裂ですが書いときます。

断っておくと僕イチロー、結構好きですよ?

ただ、他にも魅力的な奴らはたくさんいるのに、どうして公平に取り上げられないのか。

その病を哀れに思う。

で、新聞社の方も情報を引き出すために若い女性記者と使う、と。

思うんだけどこういう取材姿勢の業界もダメだし、そのような注文をする政治家はもっとダメだ。言いたいことは分かるが。

そりゃおじさんは若くても男の子に酒を注がれても嬉しくないだろうよ。

今「神の雫」と言うマンガがある程度人気を得ているようだが、イタリアではソムリエは９５パーセントが男性です。最大の理由は「ボトルは男性が持って優雅になる大きさに作られている」からであって、単純な男女差別ではないのです。

ちなみに女性のソムリエもいますが、みんな図体が大きいです。あのマンガみたいな華奢な子は、そもそもボトルを底で持つことが出来ません。（出来ても優雅にはなりません。雄雄しく注がれることはワインにとって非常に重要な光景なのです。）日本では接客業のお国での事情から、どうしても若い女の子に給仕をさせたがります。新聞にはまったく書かれていませんが、外国のお偉方から「日本の政治家は愛人を堂々と連れてくる」とか間違いなく思われています。

こういうところでも外交のポイントを落としているのですよ。

それであげく泥酔して（もういくら否定してもダメだよなあ・・・ネットって恐ろしい）あんなおもしろ記者会見開いて・・・これでは冗談でも「この国、終わってる?」とか言う言葉が頭よぎるよ、ホント。政権が末期と言うより特定の政治家が人間として終わっているということにしておきたい。守るべきTPOを守れなければ、そもそも公人として成立しないのは今に始まった話ではない。

もうひとつニュースあったね。

首相の秘書官のことも「取り計らいや金銭の授受」がなくても、総理大臣の秘書官が「お願いします」と言うのと一会社員が言うのでは違うことも知らないわけがないだろう。

知らないんだったらもう政治に関わるのを辞めた方が良いとおもいます。はっきり言って迷惑です。これと同じ系統の言葉をひとつ。

暗い夜道に気をつけようね。

これも言う人によって全く意味が変わりますね。

言う人と言うタイミングによって言葉の意味が変わることぐらい、大学受験を控えた高校生なら十分理解できるだろう。

何もかもが「慣例」になって「一般的基準」のズレが激しい現代。少なくとも自分がずれていると言う自覚がある人が上に立たなければ、大やけどをするのは当然だろう。結局それらは、彼らが自分から望んだことだ。

すべては故あってのこと。「彼ららしく」振舞うだけで買う、純粋な怒り。

これはどういう言葉で一番説明できるかというと、「因果応報」というやつです。これは別に悪いことをしたら報いが来ると言う意味ではなく、すべての事物は縁により繋がっていると言う意味ですね。

マリー・アントワネットはあの時代最大の才女の一人であり、捻じ曲げられた虚像のごとき愚か者でもなければ「パンがなければケーキをお食べ」などとは間違っても口にするような愚か者では決してなかった。彼女がいなければフランス語は今のような洗練されたものにすらなっていない。

当たり前だろう。あの女帝、マリア・テレジアの娘が愚かなはずもない。

彼女が愚かとされたのは、「ズレ」の認識が甘かったからです。そしてとんでもない悪女として描かれるようになったのは「そうしないとあれほど美しい人を殺してしまったことへの罪悪感がぬぐえなかった」からです。

日本の世界史だと、アントワネットはただの悪い人のように描かれがちですが。どうだろう。女子高で全く違った描かれ方をされていたとしても僕は全く驚かない。少し調べれば分かる事だが、彼女はまさに「時代のセレブ中のセレブ」だったのですから。その事を肯定的に取るか否定的に取るかは当然男女で分かれるべきである。ただ、芸術に関わる人間として彼女を否定することは決して出来ない。

バチカンじゃなくてルーブルに行くと、そういったことの証拠がいくつも見られますよ。

「自分は間違っていない」ですべてが通るわけではない。アントワネットほどの才人があのような目に遭うのなら、自分が「あの程度のことで」これほどの批判を受けても、なんら不思議でないと思えばよい。

そのための、歴史ですね。

だから中川さん、バチカンに行ったことは少しは、役に立った、かな?

そうだと個人的には嬉しいです。

というか、もう勘弁してあげれば?辞めたんだしさ。あの形で辞めた以上、力があるところには復帰できない。

さらに言うならば今まで一回も行ったことが無かったのならば、何はともあれそれは間違っていなかったと思う。

京都で会議があったのならば東寺に行って欲しいと思うし、奈良に行ったなら特に薬師寺は見て行って欲しいと思うもの。

人間の歴史が残した遺産を見ずして、現代の世界の流れを感じ取ることなどできるものか。そういう意味では「答えに近いもの」を持っている人だったのだ。

・・・別に意味なく持ち上げているわけじゃないですよ?ただ、他の日本の閣僚だったら恐らくこういう発想はしなかったのではないか。「人間の歴史」に興味がある人間であることは、人の上に立つ素養として非常に重要だ。惜しむらくはそこから「そうは行っても必要最低限守らなければいけないルール」を抽出できていなかったことか。

だいたい、バチカン観光は「楽しくない」。はっきり行って苦行の部類に入る。ラファエロの間ぐらいまでは元気なのだが、最後の方にある肝心のシスティーナ礼拝堂につく頃には大抵の人は疲労困憊。観光業者は知ってか知らずか、途中を結構飛ばして強引にシスティーナに連れて行く。所要時間が２時間だとかなり念入りに見たと思われる。

内容がわかりきっていて形だけだったG7。重要な会議ではなかったのは事実であり、ただ彼はそうした会議だったからこそ威厳だけは保たないといけなかった。イタリアに行くとみんなああなる。周りの人間も緩んでいるからだ。でも、日本にいる人達は緩んでいない。

色々そういった点を考慮に入れるとだんだんかわいそうになってきた。

僕だってもしクリントンが明治神宮など行かずに日光東照宮や浅草（そういいつつも東京の比較的近場の観光スポットはいかんせん俗っぽい。バチカンに相当するのはやはり上記の寺めぐりですね。）（などに行っていればかなり喜んだと思う。元大統領夫人が神社を参拝するなど、「見えない部分」での政治色があまりにも濃い。とても日本の文化を楽しんだと言う風には評価できない。

話を戻して、中川さんの奇妙なまでのスケールの大きさと人間社会での常識的ルールの欠如。

坊さんには向いていると思う。

・・・真剣に言ってますよ?

彼がなりたい自分と彼が演じさせられていたもの。

恐らくすべての肩の荷が下りて、彼は今ある意味ホッとしているのではないか。

ただ、「彼が演じなければならない状況を作り出した背景」については大いに考えて欲しいと思う。

ぶっちゃけ、「向いていない人」をあそこまで仕立て上げたこの力は何なのか。

分かりきっているんだけどさ。このままだとまた同じような人が出てくるよ?

前の２人の首相と彼は、この点においてまるで三つ子のようだ。全員惜しい、とは思う。だが、明らかに必要なものが欠落していることをそろそろ認めないと、同じことの繰り返しになるでしょう。

ちなみにアメリカではこのようなことを起こさないために世襲議員は必ず兵隊として戦場に赴くようにしているようです。

日本は同じ方法を踏襲できません。

どうするんだろうね？

「あいつらには覚悟がない」

一体、このあいつらって、誰よ?

しまいにはこの発言の主にその「あいつら」の名前を全員挙げて欲しいものだ。そうすれば今の国会ももう少し息がしやすくなるんじゃなかろうか。

でもまあ、結果的には自民党ももう一回総裁選をする気になってきたみたいで、これで民主党が大勝ちする、と言う目もなくなったようです。

一番笑えないのは小泉さんをまた総裁に選ぶ、と言う選択肢ですが。

やりそうだよね。

多数決ってこの国で本当に機能していないのではないかと思う。

踊らされるものから踊るものへと変身するのは難しいですな。

踊らされている自覚、あります。